MAKING / クラフトマンシップ
半世紀前、浅草の靴作りといえばすべての工程が職人による手作業でした。
現在は高年齢化とともに生粋の職人は減り、高機能な機械化による靴作りが主になっています。
しかし弊社は一部機械による作業を取り入れてはいますが、
7割程の工程を職人(クラフトマン)による作りを継続しています。
これが製品になった時に包み込むような履き心地、柔らかく女性らしいラインを生み出します。
これこそが弊社の靴作りの理念でもある”クラフトマンシップ”です。
technic / 技術
つり込み職人による手作業を現在
も行っています。トゥーラスター
を使ったつり込方法も素晴らしい
出来ですが、職人による手作業で
はないと出来ない微妙な調整等が
製品になった時に履き心地、歩き
やすさに出てきます。
弊社はこの感覚をとても大切にし
ています。
仕上げ作業、当社の仕上げ作業は
一足々々の手作業になります。
金板で履き口回りをハンマーで叩
き整え、コテ作業で熱を入れてな
がら靴のラインを作り、履いた時
のホールド感を出していきます。
コテ作業の技術一つで全く違う履
き心地になると言っていい程大切
な作業です。
お取引様の希望によりオリジナル
の型を起こします。ラスト(靴型)
ヒール型、飾り型等。
その作業期間は2ヶ月~3ヶ月の
時間がかかります。そうして作ら
れた型は他のお客様は使う事が出
来ません。こうして完全オリジナ
ルの型が出来上がっていきます。
safety / 製品管理
弊社はRigaku社の靴用X線異物検査
装置を導入しています。
製造過程で使用する釘、タックス
エアータッカー等の小さな金属類
の混入を納品前の段階で発見する
事で安全性を確保しています。
弊社は6cm以上のヒールの取り付
けの際プラスチック専用のホット
メルト接着剤を補強材として入れ
て取り付け強度を確保しています。
ヒールを扱う事の多い弊社は幾つ
もの検査を行います。
ISO基準に基づく検査方法にて
ヒール単体の強度検査、ヒールの
取り付け強度検査等を行い、商品
のクオリティー、安全性を確保し
ています。