物作りに完璧はない、辞める時まで研究と勉強の繰り返し

              

  

これは先代の社長の言葉です。

当社の出発地点は製甲職人(クラフトマン)であった先代社長である

紅谷建男が始めた婦人靴専門メーカーです。

               

ちょっとしたきっかけで始めた靴メーカー業、今考えれば分かり切った事ですが

製甲職人が簡単にいい靴を作れるほどやさしい世界ではないのです。

創業当時は思ったようにはいい靴が出来なく苦労があったようです。

製甲職人として、かなりの技術力を持っていた父(先代の父親)から

受け継いだ職人としての技術とプライドを持ちいい靴を作りたいという思いから

靴作りの勉強がスタートしたのです。

               

革の選び方、革の裁断方法、材料の種類、時に底付け職人に教えを乞う等。

     しかし職人であるが故いくらいい靴を作っても完璧はないのです。     

                    

「ここをもう少し上手く出来たのではないか」

「こうすればもっと綺麗に見えるのではないか」

「こうすればもっと履き心地が良くなり歩きやすくなるのではないか」

               

など、この思いは尽きる事はないのです。

そして今、その思いは私たちに受け継がれています。

私たちは常に自分に問いかけます。

 

「それでいいのか?」「それ以上はないのか?」

 

永遠にたどり着く事はない”完璧な物作り”に向かって問い続けるのです。

               

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靴作りに必要な使いこまれた道具

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